新しい業務用ヘッドフォン購入しました
ヘッドフォン買いました
今まで使っていたのがゼンハイザーのHD599という開放型のヘッドフォンで25,000円ぐらいしました。とても音質もよくベロア生地のブラウンカラーイヤパッドとアイボリーのデザインからプリンというあだ名のついた有名なモデルです。

ただ開放型のためか音抜けがいいのもあり、解像度の面でも少し弱く商業案件などをこなすにはちょっと向いていない感じがしておりました。
開放型の特徴のせいか音がすり抜けて聞き取れていないケースは多々あって、クライアントさんが私のアトリエに音響設備や作品の確認してくれたときにも開放型の網の部分を手で覆って確認してたぐらいでしたので。
ヘッドフォンには開放型と密閉型があります。耳を覆う部分(ハウジング)で違いが分かりますよ。
開放型
ハウジングが網目になっているのが開放型の特徴でハウジングがガラ空きなので音がこもらなくて抜けがいいけれど音が駄々洩れという欠点もある。
疲れにくいリスニングが可能なのと周囲の音も聞き取れるので自然なスタイルで音楽を楽しめる。
密閉型
ハウジングが塞がっていてプラスティックや金属、木のような素材でピッタリと覆われている。
音の解像度が上がりや低音はやや強調されつつ音漏れは少ないけれど疲れやすかったり重たいことがある。
塞がっているために音抜けは悪く感じられることもあるがその分音はしっかりとモニターできたり、ハウジングの材質などでも音の表情は変わるらしい。
とそれぞれに利点と欠点もあるのですがどちらも優劣つけがたい魅力もあります。
疲れにくいのと音の抜けの良さもあり開放型を愛用してたのですがエロゲで遊んだらスピーカー並みの駄々洩れというのは致命的でしたが……音響の仕事をするときにもディテールを聞き取れていないという形で欠点になっていました。
そこで密閉型でより解像度の高いモデル、なおかつ長時間の仕事でも苦にならないものを探して実機をヨドバシでも聞いて吟味しました。
価格帯も仕事で使うので奮発しました。

選んだのはオーディオテクニカの名器「ARTモニターシリーズ」のATH-A1000Zです。これの下位モデルATH500は持っているのですがそれはプラ筐体なのに対して、1000Zはなんとアルミ筐体。内部の振動板などは日本の職人が手作りで一つずつ削り出したという代物です。
ATH-A1000Zはミドル価格帯でも上の方でガチのオーディオマニアになる人にとっては沼の入り口という評価もあるモデルです。倍額だすとチタン筐体の2000Zがありますがそこまで出す気はなかったですw
お値段は42,000円ぐらいが市場価格ですが楽天で39,200円ほどで買えてポイントもつくのでもっと安くついてます。
が……初めての4万円価格帯のモデル。

コードは両出しになっていてイヤパッドは耳を覆い隠すタイプの立体縫製です。頭の上は3Dウイングサポートと呼ばれるパッドできちんと固定されていてズレにくいです。
その割に側面の圧力もそんなに強くないので痛くならないため長時間の仕事でもバッチリと使えるはずです。
聞き比べると今までのゼンハイザーのHD599よりも低音は強く感じられます。どっちのが音がいいかというのは単純な話ではなくどっちも優秀です。
新しく買った1000Zに軍配あげたくなりますが、そもそも密閉型と開放型というモデルの差はありますから優劣はつけがたい。
ただオーテクのATH500というエントリーモデルが1万円するのですがこれよりは豊かな音色がします。とくに高音の粒のそろい方とか。

なので私の仕事場にはそこそこ名器と呼ばれているヘッドフォン2台が横並びしている状態なのです。
音楽家というかサウンドエンジニアらしい環境になってきたーヾ(≧▽≦)ノ